ストリップ!!

初めてスリップなるものを体験した。今日は研究室の忘年会で、2次会も終わって車で帰っていた。途中3号線、新宮あたりで凍結で誰かが事故ったのか、渋滞で全く進まなくなった。午前1時である。たまらずin古賀市直前で裏道に入った。30mくらい下り坂。ローギアで4000回転くらいまわして、セカンドに入れた。そして4000回転くらい再びまわして坂は終わり平坦な道となる。スピードは4,50kmくらい。突然ハンドルの制御がきかなくなる。路面は雪とその融けてできたシャーベット状のもので覆われていた。右に左に大きく車体は揺れ、訳分からずブレーキを踏む。車は前後180°回転しながら道路左の空き地へと入り、その動きを止めた。2,3分そのままの状態でいた。その間、心臓の鼓動が激しく脈うっていたのを覚えている。対向車がいなかったこと、後続車がいなかったこと、そして、本来道の左はガードレールだが、偶然回転しながら止まった所が空き地となっていたこと。全ての偶然により、車も俺も無傷。その後15kmの速度で家へ帰った。途中の道で道の脇で停車している車、これでもかってくらい遅い車と出会った。ああ、この人達も苦労してんだな。そう思った冬の夜でした。